悩める10代20代が見るべき昭和のドラマ「ゆうひが丘の総理大臣」

厳しい現実に直面する現代の若者

最近、悩んでる若者が多い気がします。

私もその内のひとりです。

昭和の若者ももちろん、多くの悩みを持っていたと思いますが、

当時は、景気も良く、未来への希望がありました。

しかし、現在は長引く不況、終身雇用の崩壊、ブラック企業など厳しい現実に若者は直面しており、

なかなか明るい展望が見えず、これからどう生きていくか、常に悩んでいるはずです。

そんな10代20代にみてほしいドラマがあります。

それが「ゆうひが丘の総理大臣」です。

「ゆうひが丘の総理大臣」は1978〜79年まで日本テレビで放送されたテレビドラマ。

架空の夕日丘学園高校を舞台にした、生徒と先生が繰り広げる青春学園ドラマです。

主人公は夕日丘学園高校に赴任してきたアメリカ帰りの英語教師「大岩雄二郎」。あだ名は「ソーリ」。

「ゆうひが丘の総理大臣」のここが良い!

とにかく走る、体当たりの演技

とにかく走ります。主人公の「ソーリ」も毎回走っています。

理由はないけど、生徒も先生も走ります。

そして、喧嘩のシーンでは、取っ組み合いです。「ソーリ」は海や湖に飛び込んだりすごいです。体もびしょ濡れで汚れちゃってます。

今の若い俳優は絶対やらないだろうなという体当たり演技がたくさん見られます。

それが、見ていて気持ちいのです。俳優さんが一生懸命演技している姿を見ていると、見ているこちらの心も清々しくなります。

人への優しさ、思いやりを実感できる

「ソーリ」は悩む生徒に対しては、自分も一緒に行動し問題を解決します。

時には生徒と喧嘩もします。

でも、いわゆる「スポ根ドラマ」のように生徒の意見も聞かず、一方的に叱ったり、自分の意見を押し付けることはありません。

生徒の意見を聞いて、とことん生徒に寄り添い続ける、それが「ソーリ」なのです。

「ソーリ」は幼いころ両親に捨てられ、養護施設で育ちました。

幼いころから苦労が絶えず、そのため他人の痛みがわかり、人を思いやる気持ちがとても強いのです。

当時の青春ドラマでは異色の教師といえます。

そのような「ソーリ」の放つ、「優しさ」が画面ににじみ出ていて、

見ているこちらも、ほっこりします。

最近のドラマは人を騙したりだとか、裏切ったりするストーリーが多いので、このドラマを見ると、なおさらほっこりします。

コメディータッチで、爽やかなドラマの雰囲気

とても深刻で暗い話題が上がる回もありますが、全体的に見ると全く暗くありません。

むしろ明るいくらいです。

それは、樹木希林や小松政夫など名脇役たちがコメディータッチな演技でドラマを盛り上げているためです。

他の俳優もつられて演技するので、面白く明るい雰囲気になっています。

ストレートで心に響くセリフと最後の詩

最近のドラマは、あまりストレートなことを言わないような気がします。時代がそうなのでしょうか。ストレートな言葉を言ったら嘘臭く聞こえてしまうからでしょうか。

でも、悩んでる人は誰かにストレートな言葉を言ってほしいという人は絶対いるはずです。

そして、このドラマではストレートなセリフがたくさんあります。

このようなはっきりとした言葉は心に響きます。

そして、必ず最後に詩が流れます。これがまさに名言です。

自分の部屋に飾っておきたいくらいの名言です。

人は誰でも 過去や未来を生きるのではない 現在という時間を ただこの時だけを生きるのである

相手を信じ 心をひらく そこから 何かがはじまる

人と人とが出逢い ひとつの愛が生まれ そして 又 別れてゆく

誰だって 優しい心を持っている 人によって 表現がちがうだけだ

口には出さなくても 心の中では 暖かいものが流れている それが友達だ

まさに、悩んでる若者に対して、どうすればいいか、それを教えてくれている気がします。

素晴らしい曲と懐かしい風景

ドラマのオープニングで使用されている中村雅俊さんの曲「時代遅れの恋人たち」、エンディングで使われている「海を抱きしめて」がさらにドラマを引き立てます。

どれも昭和の曲ですが、中村雅俊さんの飾らない歌い方も相まって、心が温かくなる、そんな曲です。

そして、ドラマには昭和の懐かしい風景も出てきます。昭和を経験していない世代でも、なぜか見ていると癒されます。

また、ドラマには海、浜辺がたくさん出てきます。

見ているだけで、爽やかな気持ちになりますね。

海辺を走っている大屋薫(岡田奈々)↓

素晴らしい出演者たち

大岩雄二郎(中村雅俊)

主人公。アメリカ帰りの新任教師。「オレはこの教室では総理大臣より上だ」と言い放ち、生徒から「ソーリ」と呼ばれる。破天荒だが生徒思いの情熱的な教師。

中村雅俊さん、当時27歳。ドラマ「俺たちの旅」で一躍有名になった若手俳優でした。

多野木念(神田正輝)

数学教師。ソーリと同じ下宿先「大ふく荘」に住んでいる。ソーリにいつも振り回される。

神田正輝さんは当時28歳。若いですね〜。石原軍団に所属している俳優で、まだ駆け出しの頃です。

百田桜子(由美かおる)

英語教師。学園長の姪。合気道が強い。体を触ろうとした初対面のソーリを投げ飛ばすなどしたが、最終的にはソーリの良き理解者となる。

しかし、由美かおるさん若い。この時27歳。美しいですね。

大屋ふく(樹木希林)

「ソーリ」が下宿している「大ふく荘」の大家で、「キッチンかおる」のおかみ。いつも、ソーリたちとコントのような演技を繰り広げる。

樹木希林さん、当時35歳。この若さで老け役。でも似合ってます。

大屋薫(岡田奈々)

大屋ふくの娘で、女子大生。

岡田奈々さん、当時19歳。清楚で透明感のある俳優さんです。

現在の岡田奈々さん。今でも美しいですね↓

藤村春子(藤吉美和子)

夕日丘学園高校の生徒。いつもおちゃらけている生徒。こういう生徒、クラスに一人はいましたね。

藤吉美和子さん、当時15歳。

岡田君子(斉藤とも子)

夕日丘学園高校の生徒。ソーリのクラスの優等生。

斉藤とも子さん、当時19歳。かなり可愛いので、当時はファンも多かったはず。

柴田良次(井上純一)

夕日丘学園高校の生徒。かなりの不良だが、ソーリと出会い、心を開いていく。

井上純一さん、当時20歳。

東剛教頭(宍戸錠)

ソーリを嫌っている教頭。成績が良くない生徒を切り捨てようとして、ソーリと対立する。

宍戸錠さん、当時44歳。いかにも悪役って感じです。

伊井加一(小松政夫)

教頭のイエスマン。

小松政夫さん、当時36歳。喜劇俳優らしく、良い味出してます。

百田てる学園長(京塚昌子)

人の気持ちがわかる先生ということで、ソーリを採用する。

京塚昌子さん、当時48歳。ドラマ「肝っ玉母さん」で有名になった「日本のお母さん」的な俳優さんです。

最後は笑顔でハッピーエンド

どんなに大変な回でも、必ずと言っていいほど、海岸の浜辺や校庭などで、生徒とソーリがじゃれあい、ハッピーエンドとなります。

まさに水戸黄門でいう印籠を出して悪代官を成敗するような感じ。

ワンパターンではありますが、一種の安心感があり、癒されます。

また、海辺を走っている感じが良いんです。これぞ青春っていう感じがして、輝いて見えます。

海辺をみんなで走るところがスローモーションで流れる回があるのですが、とても感激しました。まさに芸術作品みたいです。

(まとめ)最近の恋愛ドラマより、これを見よ!

最近のテレビドラマは、恋愛ものが多く、また内容もドロドロしたものが多いです。

しかし、このドラマはこれからどう考え、どう生きたらいいか、人として大切なものは何か

それを教えてくれる人生哲学のようなドラマです。

しかも、コメディータッチで、深刻な問題もありますが、ドラマ全体にとても爽やかな雰囲気が流れています。

現在、世の中が複雑化し、若者も色々悩みを抱えています。

そんなモヤモヤした感情を、一気に吹っ飛ばしてくれるこのドラマ。

ぜひ見てはいかがでしょうか。

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参考URL、画像引用

https://www.ch-ginga.jp/special/nakamura01.html