「アキバ」の成り立ち
秋葉原は今や、カオスな街です。とにかくいろいろなものがあります。それらを統合して言えることは、この街は「オタク」がつくった街ということでしょう。
簡単に秋葉原の変遷をまとめると、
①ラジオ、真空管等の部品販売店が集中
②①と関連して、パソコン関連の店が集中
③②に来る客層がゲーム好きだったため、ゲーム関連の店も集中
④ゲームと関連性の深いアニメ、マンガを取り扱う店も集中
⑤アニメ、マンガからメイド喫茶などの「萌え文化」が形成され、いわゆる「オタク」が登場
⑥さらに「AKB」などのアイドルの活動拠点も集中
という感じになります。
「オタク」がつくった「アキバ」
もともと秋葉原は電気街でしたが、そこに来る「メカオタク」がアニメ、漫画、ゲームの「オタク」でもあったため、このような街になったということです。まさに秋葉原に来る消費者=オタクが秋葉原を形成したといっても過言ではないですね。しかも、最近ではそれにアイドルもくっついて、よりカオスな街になっています。
秋葉原駅周辺。写真左はメイド喫茶「めいどりーみん」、写真右は玩具専門店「ホビー天国」。奥にある黄色い看板の建物は老舗の「ラジオ会館」。 |
休日は歩行者天国が出現し、多くの人でにぎわう。 |
で、こんだけカオスになると、もともとの「メカオタク」や初期の秋葉原を支えたコアなオタクは、街に居づらくなったでしょうね。街を歩けば、家族連れやカップルも多く、アニメ専門店やメイド喫茶ばかりですからね。
「アキバ」の未来
様々な要素を取り入れ、「オタク」が形成した街、秋葉原。もはや国際的観光地になってしまったわけですが、これからどのような要素を取り入れて進化していくのか、とても楽しみです。いったいどうなるのか、それはこの街に来る「オタク」のみが知ってます。
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