美術館は行きづらい
アート鑑賞、とりわけ美術館に行こうとすると、なんか独特の雰囲気があります。
たとえば、都心にある美術館に行って、美術展を見ようとするとき。いつもと違って、きれいな服装を着ていかなきゃいけない、と思う方も多いでしょう。普段着でふらっと行こうとしてる人は少ないのでは。
美術館というハイセンスの塊みたいな場所が、来る人もハイセンスでなければならない、というイメージを作り出していることも事実です。
だから、来る人も、ファッションセンスの高く、こじゃれた奥さんたちが来るわけです。美術鑑賞は、お金に余裕のある人の、高級な趣味なのでしょうか。
誰でも芸術家になれる
ほんとは美術の好きな人に容姿、収入、ファッションセンスなんて関係ありません。
目の前に紙とペンだけあります。それでものを描けば、あなたも立派な芸術家です。
アートは一番敷居の低い趣味です。どんなに絵が下手でも、芸術の世界では関係ないです。下手でも、それが見る人の琴線に触れたものなら、その芸術作品には価値があるのです。
セレブリティな奥さんでも、会社の社長でも、農家のおっさんでも、貧しい国の孤児だって、芸術の前では皆平等なのです。誰もが芸術家になれるし、だれもが芸術を見て楽しむことができます。
農家のおっさんでもアートが楽しめるようにすべき
だから、本来美術館はどんな人でも行きやすいような場所でなければならないのです。
でも、そのようにできないのも事実。では、どうするべきか。
屋外にアート作品を設置して、だれもが無料でアート鑑賞できるようにすればいいのです。いわゆるパブリックアートというものです。
大地の芸術祭というアートイベントでは、田んぼや畑のすぐとなりにアート作品が設置され、誰もが楽しめる、それこそ農家のおっさんでもアート鑑賞を楽しむことができました。
今こそアートは美術館から飛び出して、「多くの人が楽しめるアート」になるべきです。
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