地理オタクが「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」を見て~エンルム岬とアポイ岳ジオパーク~

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洞爺湖から羅臼を目指す第20弾

「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」好きで毎回見てるんですけど、今回は第20弾。

洞爺湖から羅臼を目指すというものでした。

やっぱり蛭子さん

今回、見ておもしろかったのが、やっぱり蛭子さん

・森尾由美さんに実年齢を聞いて、「年取ってるね」の発言

・ズボンのチャックが開いたままテレビ出演

・海岸で波から逃げようとして、こけて全身泥だらけ→海岸で着替え

・太川さんが落とした傘を取ろうと思って、自分がこける

旅にハプニングはつきものですが、台本通りの展開ではありえない面白ハプニング。

ほんとに蛭子さんはそういうセンスを生まれつき持っているのだと思います。

また、競艇の話を普通にしゃべったり、

高校生に「いい高校行ったって、いい人間になれるとは限らないみたいな夢を壊すことを言ったり、

なんか真に人間らしい人だな、と思いました。

エンルム岬とアポイ岳ジオパーク

エンルム岬

さて、今回印象に残ったのは、北海道の岬

今回はチェックポイントとして地球岬、襟裳岬、納沙布岬の三つに必ず寄らないといけなかったんですが、

まぁ、どの岬も同じ日本とは思えない壮大な景色が広がっていてすごかったです。

まず、様似のエンルム岬。一行は乗り継ぎの待ち時間を利用して、エンルム岬周辺を訪れたのですが、すごいのは岬の形。

巨大な岩山が海に突き出ているんです。

あとで調べたら、もともと岩山は島で、砂州が発達して陸とつながった陸繋島とのこと。

アポイ岳ジオパーク

実はこの岬のある様似町は「アポイ岳ジオパーク」として「日本ジオパーク」に認定されているそうです。

そして、この岬もそのジオパークの一部。

「ジオパーク」とは地層、岩石、地形、火山、断層などを含む自然豊かな「公園」のことで、日本では現在36のジオパークがあるそうです。

これが地域活性化に一役買っています。

たしか、地理学科でもジオパークの研究をした人もいましたし、地理学分野がジオパークをプッシュしているみたいです。

納沙布岬と水晶島

もうひとつ印象に残ったのが、納沙布岬。

岬なのに、ほんとに平坦なんです。

本州だと、岬=山、岩、崖って感じですけど、こちらは全然違う。

本州と北海道の地形の成り立ちが違うということがわかります。

そして、岬からは北方領土が見えるわけです。

水晶島なんて納沙布岬から7kmしか離れてない」と太川さんが言うと、

蛭子さんは「俺たちそのくらいいつも歩いてんじゃん」の一言。

そのくらい近いということですね。

まとめ

ということで、今回、地理オタクとしては地形の壮大さと、蛭子さんのハプニングを見れて、良かったです。

まぁ、いつものような乗り継ぎのハラハラもいいんですけど、たまには違った視点で番組をたのしむこともいいんじゃないですかね。

 

 

この記事を書いた人
細田貴洋【地理・地図ライター】

ほそだたかひろ

地理・地図に詳しい【地理・地図ライター】

駒澤大学地理学科卒(都市地理学)、学士(地理学)

国内旅行業務取扱管理者

テレビラジオ、アートといったカルチャーにも詳しい

■書籍執筆
「東大生に挑戦!47都道府県なぞ解き&学習BOOK」(主婦と生活社)

■メディア出演
・スマホRPG「三國志真戦」公式YouTube生配信
・FM NACK5『THE SEITARO★RADIO SHOW「1700」』出演
・LuckyFM茨城放送「HAPPYパンチ!」出演

■Webメディアで地理系記事を多数執筆→詳しくはプロフィールページをどうぞ

Webデザイナーもやってます。

ペンネーム「モリオカケンジ」

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