日曜の早朝にたまたま見た番組
この番組の何がすごいのか
近鉄の15分間丸ごとCM
の一社提供であり、
「真珠の小箱」という番組タイトルも近鉄沿線の伊勢志摩地方が真珠の産地ということでつけられたとのこと。
また奈良県と三重県のスポットが主に取り上げられ、番組の最後には必ず紹介した場所への行き方が、アニメーションで紹介されます。
もちろん行き方は近鉄を使っての行き方しか紹介されません。こんな感じで、「行きたくなったでしょ?近鉄に乗って行こう!」という近鉄の思惑が見え見えとなっていて、
番組自体が近鉄の15分間丸ごとCMとなっているのです。
45年間変わらない「ゆったり感」
番組の流れは、
「真珠の小箱」というタイトルがBGMとともに表示される→
「近鉄提供、真珠の小箱。今日は〇〇(取り上げる内容)〇〇さんのお話でお送りいたします。聞き手は〇〇さんです。」→
おすすめスポットや行事が紹介される→
「〇〇へは、大阪、京都、名古屋から近鉄をご利用ください。」というアナウンスとともに、スポットへ行くための路線図が表示される。→
近鉄のCM→
「来週は〇〇。〇〇さんのお話でお送りいたします。提供は近鉄でした」→
真珠の小箱」というタイトルの右下に「終わり」と出て番組終了。
このような流れですが、始めから終わりまで、とにかく番組の流れが「ゆったり、ゆっくり」なのです。
BGMもゆったり、ナレーションもゆったり。
週末の夜、土日の早朝に放送されていたこの番組。その時間帯にぴったりのテンションなのです。
番組の構成は詩人の足立巻一さんが担当。
オープニングのBGMは作曲家・ピアニストの宅孝二さんのフルート演奏。
この曲がなんとも耳に残る「ゆったり」した曲でとても良い。
超マニアックなマイナースポットを紹介
「信貴山の初寅」「伊賀の夏見廃寺」など、全国的にはマイナーなスポットもたくさん取り上げたこの番組。
また話し手の方も大学教授やその分野の研究者などかなりマニアックな話をしてくれる方々。
普通の旅番組なら有名スポットを取り上げるのが定番ですが、確かに45年間も毎週放送し、しかも奈良、三重を中心とする地域。
マイナースポットも取り上げなければやってられないのも事実。
一般の視聴者がどこまでついてけたかは不明ですが、地理好きとしてはこのマニアックさがとても良いです。
まとめ
45年間続いたこの番組。
この番組が続いたのは間違いなく「近鉄」のおかげであり、
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