秘境駅「尺別駅」に行く その⑥〜幻の鉄道、尺別鉄道〜

秘境駅「尺別駅」に行く その⑥〜幻の鉄道、尺別鉄道〜 地理

幻の鉄道、尺別鉄道

尺別駅は、尺別炭鉱によって栄えましたが、
現在の尺別駅から、尺別炭鉱に向かって、鉄道が伸びていました。
その名も「尺別鉄道」。

尺別駅から社尺別駅(旅客が乗るのはこの駅から)、八幡前駅、新尺別駅、旭町駅、終点の尺別炭山駅までの区間を結んでいました。

炭鉱で採れた石炭を積み換える尺別駅。
旅客が乗る社尺別駅。
八幡前駅は路線の中間地点。
新尺別駅は尺別炭鉱市街地の中心地。
旭町駅から山間部に入り、
終点の尺別炭山駅が炭鉱の入り口でした。

↓ 尺別鉄道線路略図(ホームページ「雄別の歴史ー音別町尺別」より引用)

http://yuubetsu.net/syakubetu

↓ 尺別生活館と、その奥の新尺別駅(ホームページ「雄別の歴史ー音別町尺別」より引用)http://yuubetsu.net/syakubetu

↓ 2005年現在の同じ場所(ホームページ「雄別の歴史ー音別町尺別」より引用)http://yuubetsu.net/syakubetu

尺別鉄道はもともと、尺別炭鉱から尺別駅まで石炭を運ぶ路線でしたが、
1960年代から一般の人も使えるようになったそうです。
しかし、尺別炭鉱閉山後の1970年に廃線となり、駅舎や線路など全ての施設が撤去され、
当時の面影は見つかりません。
しかし、尺別駅の空中写真を見ると、尺別駅から内陸へ向かって、線路跡らしきものが

伸びているのがわかります。

↓ 画像右側の尺別駅のホームの隣に、尺別鉄道の線路跡が見えます。そこからカーブして、画面左(新尺別駅方面)に向かって線路跡が伸びています。(googlemapより引用)

↓ 下から伸びる線路跡は、途中で、道道361号線と交わります。(googlemapより引用)

また、新尺別駅があったとされる周辺にも、高架橋らしきものが残っています。

↓ 画面左と右に、道路をまたぐ高架橋の土台が残っています。高架橋の下には歩道が通っており、当時の人通りの多さが伺えます。この高架橋を通ると、尺別炭鉱市街地の中心地である新尺別駅がありました。(googlemapストリートビューより引用)

廃線跡を探すのも、謎解きみたいでなかなか楽しいですが、

危険な場所や私有地もあるので、自己責任で行動しましょう。

つづく

秘境駅「尺別駅」に行く その⑦〜消滅してしまった尺別で生きた人々の声〜
※尺別駅は2019年3月に廃止されており、現在は鉄道で行くことができません。この記事の内容は2017年3月に訪問した当時のものです。消滅してしまった尺別で生きた人々の声尺別駅の待合所には、訪れた人が自由に思いを書く「駅ノート」とい...

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この記事を書いた人
細田貴洋【地理・地図ライター】

ほそだたかひろ

地理・地図に詳しい【地理・地図ライター】

駒澤大学地理学科卒(都市地理学)

テレビラジオ、アートといったカルチャーにも詳しい

■ラジオ番組
・FM NACK5『THE SEITARO★RADIO SHOW「1700」』出演
・LuckyFM茨城放送「HAPPYパンチ!」出演

■執筆した地理系記事が「デイリーポータルZ」に掲載

■Webメディアで地理系記事を多数執筆

Webデザイナーもやってます。

ペンネーム「モリオカケンジ」

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