ペヴスナー著「英国美術の英国らしさ―芸術地理学の試み」を読んで

以前、芸術地理学に関する本

ニコラウス・ペヴスナー著「英国美術の英国らしさ―芸術地理学の試み」

を買いました。

芸術地理学について書いてあると思い、読んだのですが、とにかく分厚い。

ですので、最初の方しか読んでないんですけど、

その最初の方に、この本に書かれている「芸術地理学」に関する説明が書いてありました。

で、それをまとめますと…

芸術地理学は芸術にあらわれる国民性を読み解くものである。

しかし、何世紀にもわたって不変の国民性など、どこにも存在しない。

国民性の前提として、長い間不変と考えられてきた気候に関して言うと、

寒冷地の動物は黒色、あざやかな色の動物は暑い地方の生き物

それなら芸術も、北方の霧の中と南方の澄んだ青空の下では、違った色合いを

帯びるものと考えられよう。

このように、気候が芸術に影響を与えることもありうる。

しかし、気候、気象条件ですら不変だとは限らない。

そして国民性は複雑である。

したがって、

芸術という視点から国民性を知ろうとすると一面的にならざるを得ない、

そこで、そのような一面的な状況を回避するために、

何が英国的なのかを分析し、

さらに、そこに生み出された芸術が、実際、どの程度相反しているのか

を知ろうとする、それこそが「芸術地理学」である。

―ニコラウス・ペヴスナー著「英国美術の英国らしさ―芸術地理学の試み」から引用

つまり、芸術地理学とは芸術から国民性を読み解くものであるが、

それだと一面的になってしまうので、

実際の国民性と照らし合わせて分析しよう

それが芸術地理学だよね。

とりあえず、大雑把に言うとそのようなことが書いてありました。

この考え方を応用すれば、

メディアやアイドルに関する芸術地理学的研究もできるかもしれませんね。

詳しいことは、後ほどホームページ「芸術地理学研究室」

に載せたいと思います。


現代アート ブログランキングへ



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする