伝説の「20年間同じ」CM 〜新栄電機〜

新栄電機とは

新栄電機は、1959年創業の日本の家電量販店です。

東京の葛飾区亀有に本店を構え、

東京23区東部を中心に、千葉県や埼玉県にもチェーン展開していました。

社長の新井栄一さんが一代で築き上げた会社で、

社名は、社長の新井栄一さんの名前、「新」「栄」が由来となっています。

新栄電機はテレビCMを制作、放映し、

関東地方における知名度も向上、

1980年代に急成長しました。

カルト的人気の新栄電機CM

新栄電機を急成長させたテレビCMですが、

1970年代半ばより、

主に日本テレビの昼のワイドショーや平日夕方の再放送枠で放映されていました。

このCMですが、

「海野かつを」さん(詳しくは後述)が、CMに出演し、

そのコミカルな演技とユニークなCM構成が人気でした。

また、1970年代に制作されたCMを

1990年代初めになっても、放映しており、

当時としてはあまりにチープで時代ばなれしたCMが、

逆に視聴者の印象に残り、カルト的人気があったそうです。

時代の最先端を行く、家電を販売している家電量販店が

20年以上にわたり、

同じCMを流していたのは、ある意味すごいことです。

1970年代から1990年代まで

最も長期にわたって放映されたCMはこんな感じでした。

①「ファイト!ファイト!新栄」の掛け声とともに円陣を組む、

新栄電機の若手美女軍団

Tシャツにホットパンツ姿。中心にには「海野かつを」さん

「安いわよ〜」

女性の可愛さ、色っぽさ、爽やかさで視聴者にPRする、

美女軍団の選抜メンバー3人

今放映したら、女性差別ということで炎上しそう。

美女軍団も、当時20代だとしたら、今は60代ですね。

黄色い地に赤い文字で「新栄電機」と書かれたTシャツや

黄色い地に「S」の文字が入った帽子のデザインも、

今考えると、かなり昭和レトロ。私もこのTシャツ欲しい。

③「首都圏に広がるチェーン店は豊富な品揃えで、皆様にご奉仕!」って、

ただ、米粒が散らばっただけみたいな店舗立地の地図が映る。

こんなに大雑把な地図で大丈夫なのか。

多分、東京東部と千葉、埼玉らへんにあるってことはわかる。

④「君、君、アライだよ!」とラジオが喋り出し

(この声は社長の新井栄一)、

海野さんが恐縮。

⑤新栄電機の店舗一覧が映る。

⑥最後の締めも海野さん

あのおじさんは誰?

で、その長年CMに出演していた「海野かつを」さんですが、当時は芸人さんでした。

もともとコントを得意として、浅草フランス座(現在の浅草東洋館)を拠点に活動。

コント人気の衰えにより、テレビタレントへ転身。

その後、1974年ごろ、

新栄電機のCMに起用され、人気になったことから、

新栄電機の新井栄一社長からの誘いを受け、

なんと新栄電機に入社

足立区の竹の塚店の店長として働くかたわらで、

系列店でのキャンペーンの司会もしていました。

新栄電機は今…

最盛期は55億円の売上を達成した新栄電機ですが、

1990年代に入ると、

景気後退による売上の減少が目立ち、

他の家電量販店との競争激化により、

厳しい経営に。

その後も、店舗の閉店やリストラといった身を切る改革を行いましたが、

それもむなしく、

バブル期に無理やり拡大したことによる借金が重なり、

2003年に倒産と相成りました。

で、新栄電機につとめていた海野さんはどうしているかというと、

倒産とともに、勤務していた竹の塚店も閉店。

現在どうされているかは不明です。

新栄電機のファンサイト発見

ここで新栄電機CMファンの方に朗報です。

新栄電機のファンサイトがありました。

普通のファンサイトではなく、

社長のあいさつや店舗一覧のページもあり、

本当の公式ホームページかと思うくらい、完成度高いです。

でも、内容は新栄電機CMをそのまま載せたものです。

興味のある方は、のぞいてみてはいかがでしょうか。

↓↓↓

まとめ

1970年代と90年代では、かなり時代も違いますし、

テレビCMもかなり進化していたので、

その90年代の、しかも在京キー局で、

70年代のCMを堂々と流していた新栄電機のスタンスは、

ある意味素晴らしいと思います。

そのぶれない姿勢。素晴らしい。

ただ、あまりにぶれなさすぎて、

時代に対応できず、倒産してしまった、のでしょうかね。

しかも、時代の最先端を行く、家電製品を売っている会社ですからね。

そういう観点だと、

CMを新しく作り直した方が良かったかもしれません。

参考URL:ウィキペディア「新栄電機産業」

https://ja.wikipedia.org/wiki/新栄電機産業



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